ロールスクリーンを取り付けるなら開け閉めの少ない窓がおすすめ

ロールスクリーンを取り付けるなら開け閉めの少ない窓がおすすめ

ロールスクリーンはカーテンと比べて部屋の中をスッキリと見せることができますが、取り付けを行う窓によってはメリットが少なくなる可能性もあります。
通常のカーテンは薄手のレースタイプと厚手のドレープタイプの2種類を、同時に設置することができます。
昼間は外からの視線を遮りながら日光を採り入れ、夜は反対に遮光性を高めます。
ロールスクリーンも2枚設置できるタイプもありますが、基本的には1枚で使用します。
そのため、人通りのある場所に面した窓などに設置すると、開けた際に部屋の中がはっきり見えてしまいます。
ロールスクリーンの取り付ける場所としておすすめなのは、開け閉めが少ない窓や高所にある窓です。
開け閉めが少ない窓は、ロールスクリーンの操作自体が少なくて済み、遮光や断熱、プライバシー保護といった機能を十分に発揮できます。
高所にある窓の場合、操作が電動式の種類を選べば、手の届かない場所でもリモコンで簡単に開閉可能です。

掃き出し窓にロールスクリーンを設置するデメリットと対策法

リビングから外に出られる掃き出し窓は、ロールスクリーンの設置に向いていません。
外に出るたび頭上まで上げるか、それとも手で持ち上げて下をくぐるしかありません。
外から部屋の中に入ってくる場合も同様なので、人の出入りが多い場所にロールスクリーンを設置すると、住まいに対するストレスが増えるでしょう。
そのため出入りの激しい掃き出し窓に設置するなら、ロールスクリーンよりもカーテンがおすすめです。
カーテンなら頻繁に出入りする窓でも手間がかからないため、ストレスがありません。
ただし同じリビングから直接外に出られる窓でも、出入りが頻繁でなければ設置しても問題ありません。
また設置したロールスクリーンを上げていても問題ないなら、レースカーテンと組み合わせるのがおすすめです。
外からの目線が気になるときは窓が全開になっても、レースカーテンで目隠しをすればプライバシーは守られます。
設置する窓の用途などを考えながら、取り付けるのがおすすめです。

著者:坂東健市

筆者プロフィール

長野県松本市生まれ。
地元のホームセンターの店長。
ロールスクリーンの魅力を記事にまとめました。